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2012/5/10更新
尾崎正利 尾崎 正利(おざき まさとし)
生年: 1970年
出身地: 福岡県
所属: 有限会社職彩工房たくみ
役職: 代表取締役
職業区分: 民間コンサルタント・シンクタンク
〒816-0911 福岡県大野城市大城5-11-3
TEL: 092-503-9777
FAX: 092-503-9777
E-mail: shokusai-takumi*awa.bbiq.jp
※メールアドレスの@は*に置き換えて表示しています
URL: http://ameblo.jp/shokusai-takumi/
専門分野
[ □印は最も得意とする分野 ]
□新商品開発の方法
■地域戦略構想書の作成
■合意形成手法
■事業推進マネジメントの方法
■地域活性化戦略
■地域資源の利活用(未利用、観光資源等)
■生産工程・製造工程管理
■マーケティング戦略
■地域ブランド戦略
■食品加工技術、食品保存技術
■農産加工(水産加工)の事業化支援
対応可能な
コーディネート業務
  • 未利用資源(農産品、水産品)と地元の既存の加工技術を生かした商品開発
  • 未利用資源を生かす加工に向けた、新たな加工技術による商品開発
  • 農業者、商工業者の連携組織での特産品開発と販売支援
食農連携推進に向けた
活動実績
(事業、業務等、実施期間、概要)
  • 「豊前棚田ゆず振興に係る商品開発事業」 2005年度〜
    ・ 山間部のゆずを生かすため、地域の生産者と地元の商工事業者が連携する協議会組織を発足させて、汎用性の高い一次加工品(ゆずペースト)の開発を推奨し、それを生かす多彩な二次加工品(菓子、惣菜、飲料、香料等)の商品開発を指導した。
    ・ 協議会の中心的な役割である道の駅「豊前おこしかけ」の販売促進にも関わり、首都圏や関西圏向けの販売の他、JETROの商談会を通して海外への販路開拓のきっかけをつかみフランスへの輸出のプロモートを行った。
    ・ 一連の取り組みで、素材単価は2倍に、加工品はキロ1000円へと高付加価値化を実現。加工の手間賃は地元の農産加工グループにおとす仕組みを実現させた。
  • 「島の食材を生かす飯の素商品開発プロジェクト」 2009〜2010年度)
    ・ 長崎県の五島列島の最北端にある宇久島は、現在、佐世保市に所属するが、漁獲資源の減少と耕作放棄地の拡大に悩んでいる。
    ・ 食品加工設備を持ち「島の会社」である第3セクター渇F久食品で、島の佐世保市への編入に伴い、島の食材と市域内の様々な食材を組み合わせた新たな商品バリエーション拡大の推進を提案。市域の漁業者、農業者と提携した商品開発を進めた。
    ・ 牡蠣飯、タコ飯、陣笠貝飯、鯛飯など飯の素シリーズを商品化させ、原料の確保、保冷・凍結、加工、販売に関わる様々な市内事業者と提携し販路を伸ばしている。
  • 「障害者の高賃金を目指し農産加工へ〜異業種連携の商品育成」 2010年度
    ・ 福岡市のコミュニティビジネス推進協議会と連携し、地元の老舗の有名製菓店と市外の障害者福祉施設との提携によって、甘夏みかんのピールをチョコレート菓子に入れて夏のバレンタインの商品として販売する異業種連携による計画を推進。
    ・ 障害者福祉施設では玄海大島の耕作放棄されたミカン園の栽培に取り組み、その収穫物を生かしたピールづくりを指導することとなった。ピールの苦み除去、加糖、色の調整など細かい作業をこなして製菓店と一緒に商品化させるに至った。
  • 「地物魚を生かした魚食普及の拠点づくり」 2008年度〜
    ・ 福岡東部の豊前海ではどの漁協も小魚が多く獲れるが、魚価が上がらない問題を抱える。そこで豊築漁協で「豊前本ガニ」(ワタリガニ)の鮮度・出荷基準を厳密にし、漁協が自信をもって提供するカニを高単価で販売する直売事業を提案。
    ・ カニの直売に続いて、鮮度抜群の小魚や雑魚を生かす市場食堂「うのしま豊築丸」の開業を奨め、ボラやコチ、シタビラメ、ベカゴ、ハモなどを生かした新たな飲食サービス事業を展開することとなった。
  • 「ジビエ肉を生かした農産加工事業づくり」 2009年度〜
    ・ 山の中で食害に悩まされる福岡県添田町において、駆除対象のシカ、イノシシを衛生的に解体できる公設加工施設を開業。これに合わせて、地元の農産加工、飲食事業者でも食品衛生法の許可範囲内で着手できる加工品開発を指導し、商品化を進めている。
食農連携等に
関連した講演等の実績
(演題、場所、実施時期等)
  • 「地域資源を生かした魅力的な商品づくりに向けて」
    福岡県園芸連 2010年2月10日
  • 「地域資源を生かす人材育成のすすめ」 こうち人づくり広域連合
    2010年9月15日
  • 「農商工の連携で地域資源を生かす」
    鹿児島県中小企業団体中央会 2010年10月14月
  • 「直売所で起こす農商工連携」 JA-IT研究会 2010年12月4日
  • 「鳥獣肉を資源として生かす地域加工のすすめ」 福岡県添田町
    2010年12月8日
食農連携推進に係る
委員等の実績
  • 「京築地域アメニティ構想・特産品開発委員」
    地域内資源を生かす商品づくり支援 2009年3月〜現在
  • 「宇城地域資源開発委員会」
    地域農産品を生かす加工品技術支援 2010年7月〜現在
  • 「柳川ブランド開発委員会」
    地域資源を生かす農商工連携推進 2010年9月〜現在
  • 「松浦地産地消推進委員会」 農産加工の技術支援 2009年3月〜現在
主な著書・執筆物
・メディア出演等
  • 「現代農業2009年10月号」(ゆずペーストのとりくみ) 社団法人農文協
  • 「西日本文化2021年1月号」(イノシシを食べよう) 財団法人西日本文化協会
  • 「季刊地域 第2号」(農村高齢者応援ビジネス) 社団法人農文協 2010年10月
  • 「クリム 2011年2月号」 博報堂プロダクツ 2011年2月
  • 「季刊地域」 (社)農文協にて「各地の農産加工のいま」連載中
    (平成24年春号より)
食農連携や地域活性化に
対する想い(メッセージ)
 農水産品の販売や加工品開発のお手伝いをする仕事に従事しています。仕事の中で一番大事にしたいのが、生かし切れない地元素材を使った加工品や飲食サービスを形づくることです。
 素材の良いところを様々な角度から再評価し、地域で昔から息づいてきた食文化や味わい方なども踏まえながら、食べやすく手に取りやすい新しい製品に形作る作業を地元の皆さんと一緒に進めていきたいと考えています。
 素材の生かし方と同時に重視するのが、地元の現場の人材や設備機材で対応できる加工や飲食サービスの作業にまでかみ砕いていく経営管理のアドバイスです。どんなに魅力的な商品づくりでも先行的な大規模投資を前提とするのでは、資力に余裕のある人以外にとってはハードルが高すぎて手が着けられません。
 必要な現員スタッフが少しずつ実績を挙げていくプロセスはやはり大事で、その上で生産数量の拡大や新商品の展開を拡げ、組織の人員について拡大を考える、そうした流れを見届けるまでは、私は現場との関わりを継続的に持ち続けるようにしています。
 幸い私には(社)農文協の読者の集い「加工講座」に参加してきたことで、全国様々な地域の農産加工の現場で活躍する諸先輩方、仲間達が大勢います(「加工ネット」)。自分が迷ったときにアドバイスや助言を下さるこうした人の輪はなかなか得難いものです。私は各地で頑張っている担い手の皆さんが孤独を感じないようにするため、積極的にこうした輪への参加も呼びかけています。